赤坂プリンスホテルで開催された「全国旅館生活衛生同業組合連合会」の大会に参加をされます、長崎の団体の方がお見えになられました。皆様、観光都市長崎のこれまでを支えてこられた方ばかりです。
「観光立国推進に旅館業を」との呼びかけで活動をされておられます。「旅館」は日本ならではの一つの文化です。日本文化を肌で感じることのできる、旅館→Ryokanのフル活用を要請されました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
ここに一冊の本があります。「隻手の声─ 般若心経の心─ 」。これは、谷川がまだ県議会議員になる前に編集したものです。自らの会社関係の機関誌に毎月一回寄稿していたものでしたが、昭和61年にそれらをとりまとめたのがこの本です。昭和56年、会社が10周年を迎えるにあたり始まったこの機関誌は、会社と関係を持ったお客様との間でやりとりされたものでした。その中に会社を代表して寄稿する際、テーマを「禅」と「般若心経」とし、それらを現代の分かりやすい言葉に置き換え訳し、解説しさらに自己の現状に照らし文章を綴っています。昭和56年の冬、雪の降る長崎の街を谷川は一人本屋に立ち寄りました。機関誌に寄せる文章の材料として「禅」や「般若心経」というテーマは掲げたものの、これといった手持ちの書籍はなく、ここは一つ見てみようといくつかの書籍を手に取ってみました。また一つまた一つ、当時、それらをあつかった書物がはやっており種類もかなりのものでした。谷川は大量の書籍を買い込み、一つ一つ丁寧に一心に読み込みました。分からない言葉にぶつかり調べて理解し読み進め、そしてまた難解な言葉にぶつかる。歩いてはぶつかり歩いては立ち止まりそして歩き出す、それを繰り返しながら般若心経の全てを訳し「禅」の奥深さを解説しました。独学、試行錯誤の連続そして忍耐。その作業は谷川の人生のようであり、その歩みの確実さは今の政治活動に十分生きています。